カウンセリング、心理療法とは

言語聴覚士(ST)による発達相談は…

 お子様の発達(ことば、発話、認知・理解、対人関係など)に関してのご相談をお受けしています。1~数回にかけて、ご心配なこと、これまでどのように対応してきているのか、対応した時のお子さんの様子はどうなのか、ご家族の思いや理解などゆっくりとお伺いしながら、アドバイスを致します。1回よりも、複数回にかけてお話しできる方が、より保護者の思いやお子さんの様子についての理解が進みますので、アドバイスもより合ったものを提供できると思います。

 お子さん自身の訓練に関しては、お問い合わせください。

臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングや心理療法は…

 誰しも、人生のいろいろな局面において、悩んだり、心の痛みを体験したり、苦悩に直面することがあるものでしょう。それらにどのように対応していくのか、心理士の支援として、ざっくりと言えば、以下のようなイメージです。

 

 ・どうしたらいいのか ⇒ 心理相談(確認や

  アドバイスが中心。1~数回 適宜)

 ・どうしたらいいのか、どういうことなのだ

  ろう、自分にとっての意味は? ⇒ カウ  

  ンセリング(探索的。複数回  頻度はそれ

  ぞれ)

 ・どうしたらいいのか、どういうことなのだ

  ろう、自分の心の中では何がどうなってい

  るのだろう、人との関係性がどうなってい

  るのだろう、変わっていきたい ⇒ 精神

  分析的心理療法(週1~複数回の頻度) 

 

 しんどくなくなる、心の痛みを取り去るということは、できたら苦しくなくなっていいのですが、魔法のようになくすことは誰にもできません。しかし、自分の中で何がどうなって苦しくなっているのかが見えてくると(自分でわかっているようでわかっていない部分)、できることが見えてきたり痛みが和らぐということがあります。

 自分について、あるいは、自分と誰かとの関係性についてじっくり見直し考えたいという方にカウンセリングや心理療法が適しています。心理士という他人がいることで、一人では見ない部分を見ることになったり、考えないところを考えることになったりすることを体験されると思います。それが一人で考えることとの違いです。

  

Q&A.心理相談、カウンセリング、心理療法とは もご参照ください。


 

たとえばこのようなことで

自分自身のこと

・自分の性格やものごとのとらえ方について考えたい

・対人関係に関して友人、パートナー、親との関係、学校や職場での人間関係など)どうしたらよいのか、何が起きているのかについて考えたい

・子育てに関すること(心配、イライラする、

 何らかの気がかりなど)

・妊娠や出産をめぐっての心配、気がかり

・流産、死産、出産時の体験など

・何らかの喪失や傷つきの体験について

 (死別、離別、いじめ、災害・被害の体験など)

・自己理解を深めたい

・より良い生き方について考えたい

 

子どものこと(本人や保護者の方)

・園や学校での様子について

   行きたがらない(登校しぶり)

   不登校

   不定愁訴(腹痛や頭痛などの症状)

   友だちとうまくやれない

   集団での行動になじめない

・特定の場面で一切しゃべらない

・チック

・勉強や学力の心配

・発達(ことば、身体、理解力)の心配

・親子関係について

   親に対しての思い(子どもとして)

   子どもに対しての思い(親として)


家族関係のこと

(お1人で、あるいは親子やご夫婦揃って)

・親子関係

・夫婦関係

・親族との関係

 

コンサルテーション、SV

(対人援助職の方)

・コンサルテーション

 (対人援助スキル、職場の運営に関して等)

・ケースSV

・心理療法

受けられる心理検査

*個人の特性(性格傾向や対人関係の特徴、ものごとの捉え方の傾向)や発達の状況、知的な水準などを測るさまざまな検査があります。

 

*どういうことを知りたいのか、何に活かしていきたいのか(動機・目的)によって適した検査を選択します。通常は2,3種類を組み合わせて、多面的に見ていきます。

 

・発達検査

・知能検査

・パーソナリティ検査各種